クルーズ船、長崎県内に入港133回 2023年3~12月 コロナ禍前の6割に回復

 長崎県は24日の定例県議会一般質問で、クルーズ客船の2023年3月から12月末までの県内入港数は133回となり、新型コロナウイルス禍前の約6割まで回復したと明らかにした。
 大久保堅太議員(自民)への答弁。
 県内では昨年3月から国際クルーズ船の受け入れを再開した。コロナ禍前の19年3月から12月末までの入港数は229回だった。
 23年の133回のうち外国船籍は121回。沖縄県の124回に次いで全都道府県の中で2番目に多かった。港別の入港数をみると、長崎港が95回で横浜港に次ぐ全国2位。
 今年の県内入港数は5月末時点で91回。1月から12月までの入港は267回になると見込んでいる。
 大久保議員は長崎港だけでなく、佐世保市や離島への入港数を増やすのも重要だと指摘。県文化観光国際部の村田利博政策監は「地元自治体と連携し、積極的な誘致活動や寄港地の周遊観光、県産品の販売促進に取り組む」と述べた。

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