みんなで育てたワカメ、最後の芯抜き作業 22年続いた末崎中学校のワカメ養殖 統合にともない 岩手・大船渡市

地域の産業を学ぶ岩手県大船渡市の中学生が26日、9月の販売に向けてワカメの茎と葉を分ける「芯抜き」の作業を行いました。

作業を行ったのは大船渡市立末崎中学校の1、2年生45人です。

生徒たちは自分たちで3月に刈り取り、塩蔵加工までを行ったワカメおよそ320キロ分の芯抜きに取り組みました。

大船渡市末崎町は「ワカメ養殖発祥の地」と言われていて、この中学校は2002年から22年にわたり、養殖から販売までの一連の流れを体験する学習を続けてきました。
しかし、末崎中学校は来年同じ大船渡市内の大船渡中学校と統合されることから、末崎中学校として行うこの作業は今回が最後となります。

生徒たちは、今後9月に盛岡市の商店街などでワカメを販売する予定です。

© 株式会社アイビーシー岩手放送