先輩たちの話を聞き、地元企業の働き方を知る 今春誕生した北桜高校で特別授業

今年度、福岡工業高校と一戸高校が統合し、誕生した北桜高校で24日、地元企業の取り組みへの理解を深めてもらうための特別授業が開かれました。

この特別授業は、北桜高校への統合前の福岡工業高校で、生徒たちの進路選択の参考にしてもらおうと2021年度から行われているものです。

機械システム科の教室では、岩手県二戸市に工場を置く、精密機械の部品製造などを手がけるツガワの阿部一輝さんが講師を務めました。
阿部さんは、福岡工業高校の2021年度の卒業生でもあります。
阿部さんは、製造や販売など、社内に様々な仕事があることなどを説明していました。(阿部一輝さん)
「こういうことをきっかけに地元企業を就職の選択肢に入れ、ツガワにも何人か入ってきてほしい」

また、電気情報システム科の教室で講師を務めたのは、小松製菓の二戸市の店舗で働く夏井晴香さんです。夏井さんは、小松製菓が女性の働きやすさの環境整備に積極的に取り組んでいることを紹介していました。
(生徒は・・・)
「地域にこういう会社があったんだなと知れて、二戸市のこともくわしくなった気がした。(先輩は)格好いい 尊敬できた」
「高校の3年間で時間がなくて(資格が)取れなかったりとか、入社した後でも(資格を)取れる環境があるのはありがたいと思った」

この取り組みは今後も続けられる予定で、企業見学なども予定されています。

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