冬の味覚「越前がに」漁獲可能量が74トンアップへ 国の割り当て3割増 資源保護が実を結ぶ【福井】

福井の冬の味覚・越前がにの今冬シーズンの漁獲可能量が、昨シーズンより約3割増えることになりました。

先日開かれた県の漁業調整委員会で、国から県内に割り当てられた今冬シーズンの小型漁船(15トン未満)によるズワイガニ漁獲可能量は、昨シーズンの当初より74トン多い294トンになることが報告されました。

漁獲枠が増えた理由として、県は資源量が豊富にあることを挙げ、小型のカニを保護したり、雌のセイコガニの漁期を短くするなどの資源保護の取り組みが実を結んだとしています。

県は、一気に漁獲すると枠の消化が進んでしまうので、計画的に獲り漁期を通して安定的な供給ができるようにしたいとしています。

大型漁船(15トン以上)の漁獲可能量の配分は10月に公表されます。

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