戦争に染まった子どもたちの「日常」 熊本空襲の記録など並ぶ『うき 戦争の記憶展』30日まで 熊本・宇城市

悲惨な戦争の教訓を後世に伝えて行くための展覧会が、熊本県宇城市の美術館で開かれています。

宇城市の不知火(しらぬい)美術館で行われている『うき 戦争の記憶展』には、当時を伝える資料約500点を展示しています。

第2次世界大戦では熊本県内でも駅や橋梁を狙った空襲が相次ぎましたが、破壊された橋や今も残る銃弾の痕などの写真も会場に並んでいます。

また、子どもたちの着物には戦意をあおるような絵柄が多く、子どもたちの日用品を含めて、社会全体が戦争一色にねじ曲げられていった様子が伺えます。

展示を企画した団体は、熊本空襲の記録を未来に伝えるため、ミュージアムの設立を呼び掛けています。

この展覧会は6月30日まで開催しています。

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