天然のサケの不漁が続く中、岩手県釜石市が新たな特産品として力を入れる「釜石はまゆりサクラマス」の今シーズンの水揚げが始まっています。
26日朝は、釜石湾内のいけすで成長した体長およそ60センチ、重さ2.5キロほどの養殖のサクラマス、あわせて11トンが魚市場に水揚げされました。
水揚げは今シーズン3日目で、養殖は地元の水産会社や岩手大学、そして釜石市などが産学官連携で取り組み去年から事業化されています。国内で最大の養殖量だということです。
サケ科のサクラマスは高級魚として扱われていて、海水温の上昇などで漁獲量が激減する秋サケに代わる地元の特産品として期待が寄せられています。
「釜石はまゆりサクラマス」の水揚げは7月上旬まで続き、今シーズンは去年より40トン多い200トンの水揚げを目標にしています。