【F1】〝角田裕毅の控え〟ローソンが電撃退団も アウディ移籍が急浮上

アウディ移籍がささやかれるローソン(ロイター)

F1のレッドブルとRBでリザーブドライバーを務めるリアム・ローソンが、電撃退団して2026年から参戦するアウディに移籍する可能性が急浮上してきた。

ローソンは昨季、負傷したダニエル・リカルドの代役として当時のアルファタウリでデビューすると、安定したパフォーマンスを続けて高い評価を受けた。

今季はリカルドの不振もあって交代論も噴出していたが、リカルドは親チームにあたるレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表のお気に入りとあって来季も残留の方向性が強まっている。

そうした中、イタリアのモータースポーツ専門メディア「フォーミュラウノ」はローソンにアウディが触手を伸ばしていると指摘した。

「アウディニコ・ヒュルケンベルグの次に誰が運転するかまだ決まっていない。カルロス・サインツが有力候補だったがウィリアムズに行くようで、角田裕毅もノーを表明した。そのため、最新情報によるとリアム・ローソンが候補になることになったようだ」と伝えた。

ローソンの状況について同メディアは「将来はまだ不透明だ。RBの2番目のシートのオプションであるようだが、ダニエル・リカルドもそのシートを争う。ローソンがRBのシートを獲得できなかった場合、アウディへの移籍が交渉可能になる」と強調。レッドブルの重鎮ヘルムート・マルコ博士は、ローソンについて来季正ドライバーとして採用しない場合はフリーで移籍できる契約条項があると明かしている。
そうした状況を受けて、アウディがローソン獲りに動き始めたというわけだ。今季は角田の控え要員となっているローソンだが、屈指の有望株だけに他チームへ活路を求める可能性は十分にありそうだ。

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