九州電力株主総会 会社提案は全て可決 株主提案全て否決して終了

九州電力の株主総会が福岡市で開かれ、原発の廃炉を求めるなどの株主提案を全て否決して終了しました。

26日午前10時から行われた株主総会にはおよそ250人の株主が参加しました。

池辺和弘社長は昨年度の連結決算が燃料費の下落や原発の稼働などで過去最高益の約1664億円になったことを報告。

今年度は、燃料高などで利益は昨年度より下回る見込みと述べました。

また、九州各地で半導体の工場新設などが予定されていることから、電力の販売で利益確保を目指す方針などを説明しました。

一部株主からは、原発の廃止やプルサーマル運転からの撤退などが提案されたほか、カーボンニュートラルを実現するために原発の新設を求める提案もありましたが、株主提案はすべて否決されました。

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