ティコ、最新アルバム『Infinite Health』よりリード・シングル「Phantom」を公開

エレクトロニカ / ポストロックを代表するアーティストで、2度のグラミー賞ノミネートも果たしているティコ(TYCHO)が、最新アルバム『Infinite Health』を8月30日(金)にリリースすることを発表。新曲「Phantom」をミュージック・ビデオとともに公開しています。

ティコことスコット・ハンセンは、アルバム『Infinite Health』のテーマを「未来への希望と過去へのレクイエム」と説明しています。サウンド面で言えば、電子音をベースにしたスタイルに回帰し、ブレイク、ドラム、リズムの要素に重点が置かれ、それらを追うように、メロディが加えられているのが特徴で、共同プロデューサーにはグリズリー・ベアのクリス・テイラーも名を連ねています。

スコットは、アルバムについて「ラスベガスをやっつけろ (原題: Fear and Loathing in Las Vegas)』の中で、ジャーナリストがタイプライターの前に座り、窓から自分の過去を眺めながら、混沌の中に意味を見出そうとするシーンを回想してたんだ。『Infinite Health』は、精神的、感情的、肉体的な癒しのためのマントラであり、癒しと内省のための空間づくりをテーマにしている。結局のところ、我々に本当に必要なのは肉体的、精神的に健康でいることであり、誰もが家族や友人が永遠に健康であることを願う。そういう意味では、永遠の健康とは当たり前であり、必要不可欠なものだ」とコメント。レコーディング過程においては、個性と簡潔さを目標に置き、“自分たちのルーツに忠実でありながら、可能な限り異なるサウンドにしよう”というのが全体的なコンセプトだったと語っています。

今回MVが公開されたリード・シングル「Phantom」は、スコットがアルバムの中で最も気に入っている楽曲とのこと。虹色に輝く80年代風のヴィジュアルが印象的なこのアップビートなトラックは、ティコのトレードマークであるサウンドにイタロ・ディスコのネオン・ノワールを取り入れた仕上がりです。MVは、アニメーションを制作したヴィジュアル・アーティストのPixel FluxことRicardo B. Ponceとの共同制作で、編集と監督はスコット本人が務めました。

Photo by Jamie James Medina

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