激しい揺れVRで体験 伊勢崎豊受小で防災教室 群馬・伊勢崎市

VRゴーグルで地震を疑似体験する児童

 災害時に命を守る適切な行動を学ぶため、群馬・伊勢崎豊受小(田部井由美子校長)の4年生89人が25日、同校で防災教室に臨み、VR(仮想現実)のゴーグルを使って地震を体験した。

 児童はゴーグルを装着し、教室と自宅の台所で震度6強の地震が発生した状況を体験した。目の前には激しい揺れにより、窓ガラスが割れ、さまざまな物が落下する危険な状況が全方位で映し出された。児童はVRの臨場感に驚きながらも、疑似体験を通して地震発生時に注意すべきことを学んだ。

 猪熊莉菜さんは「学校でこのような大きな地震が起きた時は、みんなで声を掛け合って落ち着いて逃げたいと思った」と話した。

 文部科学省の学校安全総合支援事業の一環で実施。VR体験を前に、児童は起震車による地震体験の授業も受けて学んできた。

© 株式会社上毛新聞社