「一緒に投資しよう」 ロマンス詐欺で1524万円被害 群馬・前橋市の女性

 群馬県警前橋東署は25日、交流サイト(SNS)を通じて親近感を抱かせて金銭などをだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」の手口で、群馬県前橋市の50代女性が現金約1520万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、女性は4月中旬、マッチングアプリで男性を名乗る人物と知り合い、無料通信アプリ「ライン」で「将来の生活のために一緒に金(きん)の投資をしよう。損失は全額保証する」と誘われた。その後、女性の口座に男性の投資の利益として約6万円が振り込まれるなどした。女性は同月26日~6月7日にかけて計13回にわたり、毎回別の口座にインターネットバンキングから計1524万円を振り込み、だまし取られた。

 女性は「口座の安全性を高めるため、さらに金(かね)が必要」と伝えられた。借金を頼った知人が現金を引き出そうと金融機関を訪れた際、詐欺を疑われ、被害が発覚した。

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