イスラエル軍、ガザ北部と南部を攻撃 ラファで激しい戦闘

Nidal al-Mughrabi

[カイロ 26日 ロイター] - イスラエル軍は26日、パレスチナ自治区ガザ地区の複数の地域を攻撃した。住民によると南部ラファで夜通し激しい戦闘が行われた。

ラファ西部のテル・アル・スルタン地区で戦闘が激化し、激しい衝突の中、戦車が北への進撃を試みているという。イスラム組織ハマスとイスラム聖戦は対戦車ロケット砲と迫撃砲でイスラエル軍を攻撃したと述べた。

医療関係者は26日にラファでイスラエル軍のミサイル攻撃があり、2人が死亡したと明らかにした。

イスラエル軍は声明で、ラファとエジプトの国境を通じて武器を密輸していたハマスの戦闘員1人を殺害したと述べた。ラファの戦闘員や軍事施設、トンネルなど数十の標的を戦闘機が夜通し攻撃したと説明した。

医療関係者によると、ガザ北部のベイトラヒヤではイスラエル軍の空爆により住宅が破壊され、4人が死亡し数人が負傷した。

ガザ北部では深刻な食料不足が生じており、保健当局者によると数千人の子どもが栄養失調状態にあり、10月7日以降少なくとも30人が死亡した。

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