児童3300人超が集団登下校…石川県野々市市の中心部で『子グマらしき動物』の目撃情報 発見には至らず

屋外での授業などが全て中止、3300人以上の児童が集団で登下校しました。25日夜遅く、石川県野々市市の中心部で子グマのような動物が目撃され市内すべての小中学校で警戒に当たりました。

25日早朝、野々市市内の小学校から保護者などに送られた1通のメール。「警察がパトロールを実施しています。集団などまとまって登校してください」

リポート:
「目撃情報によりますと、昨晩この交差点付近で中型犬の大きさらしき子グマのようなものが、図書館側から向こう側に走っていく様子だったということです」

警察によりますと25日午後11時50分ごろ野々市市本町五丁目の交差点を横切る子グマらしき動物を通りかかった人が目撃しました。これを受けて教育委員会は市内5つの小学校の児童およそ3300人に対し集団で登下校するよう呼びかけると共に市内にある小中学校7校に校庭やプールを使った屋外での活動を止めるよう指示しました。

市や警察が、周辺をパトロールしましたが子グマらしき動物は見つからず、26日は通常通りの学校生活に戻るということです。

野々市市によりますと、市街地でクマの目撃情報が寄せられたのは2016年以来だと言う事です。県内では、今月に入り、既に70件のクマの目撃情報が寄せられていて、県は出没注意情報を出して注意を呼びかけています。

© 石川テレビ