横浜市 障害者など対象の駐車場の適正利用に向け新制度

横浜市は、移動に配慮が必要な障害者などを対象にした駐車場が適正に利用されるように、来月から新たな制度を導入します。

市が導入する「パーキング・パーミット」制度は、障害者や妊婦などが車いす使用者用の駐車場を使用する際に、市が発行した「利用証」を掲示することで、安心して駐車できるようにするものです。

利用証は、車のルームミラーなどに掲げることができ、申請の受け付けは来月1日からで、オンラインや郵送で対応しています。

対象者はおよそ30万人を見込んでいて、背景には、外見では分かりにくい障害のある人や妊婦などから導入を望む声があったといいます。

また、専用の駐車場の不適切な利用を防ぐ狙いがあります。
市によりますと、同様の制度を導入するのは神奈川県内で初めてということです。

山中市長
「移動に配慮が必要な人への理解を深めることが必要。 パーキング・パーミットを付与することで、インクルーシブなまちの実現に向けて社会の理解を深めていきたい」

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