元稀勢の里の二所ノ関親方 帝王賞の注目馬はセラフィックコール 自身の予想は「最近はすごく調子がいい」

 トークショーを終えて、観衆に手を振る二所ノ関親方

 大相撲の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)が26日、大井競馬場で開催された帝王賞(Jpn1)のレース前のトークショーに登場した。同競馬場には初めての来場。「ものすごく大きいですね」と、驚きの感想をもらした。

 茨城県牛久市出身。父親がJRAの調教師だった同級生もおり、幼少期に職場体験で牧場を訪れるなど、馬が身近な存在だったという。競馬も「結構見ます」とチェックしていることを明かし、ムキムキの馬体について問われ「胸筋なんかを見てると、ちょっと興奮してきますね」とジョークを飛ばして笑顔。

 横綱として角界の頂点を極めたことを「人生が大きく変わりました」と振り返り、上半期の古馬ダート中距離王者決定戦となる帝王賞の大舞台を「馬もそうですし、騎手の方も人生が大きく変わるのかな」と重ね合わせた。

 帝王賞の注目馬には「出馬表を見て一番輝いていた。バシンと下りてきたような感じだった」とセラフィックコールを指名。自身の予想について「最近はすごく調子がいいことが多いですね」と自信を見せていた。

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