1億4000万円の使途不明金 死亡した経理担当職員が着服の可能性も 沼津夜間救急医療センターが会見で謝罪=静岡

静岡県東部6つの市町などが運営する沼津夜間救急医療センターは6月26日、過去10年間で1億円を超える医療費が使途不明金になっていると発表しました。センターは、職員が着服した可能性があるとみて警察に相談しています。

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<会見の様子>
「心よりお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」

沼津夜間救急医療センターは、26日に開いた会見で、2014年以降、不適切な会計処理で約1億4000万円の医療費が使途不明金となっていることを明らかにしました。

経理を担当していた職員が6月死亡し、業務整理をしていたところ、保険会社などから振り込まれる医療費が本来とは別の口座に振り込まれていることが発覚したということです。

この救急センターの経理関係のほとんどは死亡した職員1人が担当していました。

<沼津夜間救急医療対策協会 柴田章義事務長>
「経理事務全般を一職員に任せた結果新たな口座開設について把握できず、同口座を通じた入出金について適切なチェックが機能していなかったことに原因があると考えている」

センターは、この職員が着服していた可能性もあるとみて警察に相談しています。

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