快勝の広島・新井監督「本当に今日は“タカシさん”だった」攻守で躍動の上本を称賛 一問一答

 1回、上本は左前タイムリーを放ち、左手を上げる(撮影・市尻達拡)

 「広島5-1ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 投打がかみ合った広島が2カードぶりのカード勝ち越し。貯金を今季最多タイの「8」とした。

 初回に上本が先制適時打。五回はこの日2本目の適時打を放ち、守備では六回先頭・青木の左中間への飛球をダイビング捕球。2安打2打点に美技ありと、攻守で躍動した。四回は坂倉が右翼席4号ソロ。5月18日・巨人戦以来、自身80打席ぶりの一発で追加点を挙げた。先発・九里は7回5安打1失点(自責0)で4勝目。4年ぶりの自身4連勝とした。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。

 (テレビインタビューで)

 -坂倉に久々の一発。

 「ホームランなんですけど、あの高めの球をポールに切れずにホームランにできるというのは、間違いなく状態が上がってきていると思います」

 -上本が活躍。

 「彼は内外野の守備もさることながら、打撃も勝負強いですし、本当にチームに欠かせない頼りになる選手ですね。本当に今日は“タカシさん”だった”と思います」

 -九里投手について。

 「登板間隔が空いたので立ち上がりを見ると、体が重そうだと思ったんですけど、その後はさすがですね」

 (ペン囲み)

 -坂倉は自身、試行錯誤しながら。

 「彼も初めてじゃないですか、これだけ打撃の方で苦労しているというのは。でも、必ずこの先のことを考えたらいい経験になっている思うし、彼がもう一つ上のレベルの選手になるためには、こういう彼にとっての試練は絶対必要。後半戦、彼の力というのは必ず必要だと思っている。そういう目で見ています」

 -末包が離脱した中で1、2番が機能して上本も結果を出した。得点力が落ちていない。

 「その通りだと思います。やっぱりタカシの存在というのは、すごく大きいですね。全部できるんで。チャンスメークも、つなげることもできるし、勝負強いんで」

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