ロッテ・中村奨吾がプロ通算1000安打達成 「まだまだこれから頑張らないと」

 通算1000安打を達成しお立ち台で喜びを語る中村奨(撮影・開出牧)

 「ロッテ10-2楽天」(25日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテ・中村奨吾内野手がプロ通算1000安打を達成した。4-0の三回、2死一塁から、右中間への適時二塁打を放ち、1000安打目。先輩の荻野から記念ボードを受け取り、大歓声を浴びた。「こうしてみんなが喜んでくれてすごいうれしい気持ちですし、まだまだこれから頑張らないといけない」と振り返った。

 8-2の七回2死二、三塁からは1001本目となる右前2点適時打もマーク。「試合に出るからには、1本打ったら2本という気持ちでやっているので、出て良かった」と話し、この日は2安打3打点の大活躍だった。

 苦しいシーズンでもある。この日の打点は、16試合ぶり。日々試行錯誤を繰り返す中で、意識するのは下半身の使い方だという。「下半身の力でボールに伝えていくというのをずっとやっている。力が入らなかったり、弱かったりすると打球も弱くなるので、意識してやっています」。練習中には、福浦ヘッド兼打撃コーチや村田打撃コーチから積極的にアドバイスを受け、さらなる高みを目指している。

 「うまくいかないことの方が多いけど、いろんな方のサポートがあったり、その方にもしっかりと恩返しして、喜んでいただけるように結果として出していきたい」。プロ10年目。勝負の年とする1年を戦い抜く。

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