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「広島5-1ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)
広島の坂倉将吾捕手が約1カ月ぶりの一発となる4号ソロと好リードで、快勝劇に貢献した。
1点リードの四回1死だ。1ストライクから小川の内角高めの直球を逃さなかった。「良い感じで振り抜けました」と振り返る一打は右翼ポール際に着弾。5月18日・巨人戦(マツダ)以来、自身80打席ぶりの一発となった。
快音の次は好守だ。五回無死一塁で、小川のバントは捕手前に転がった。すぐさま素手で拾い上げ二塁へ送球。「矢野が大きい声で呼んでくれたので自身を持って投げました」と併殺を完成させ、流れを渡さなかった。
試合前にチームトップの6本塁打を誇る末包が離脱。得点力不足に悩まされているだけに、坂倉の復調はチームにとって心強い。「チームが勝つために自分が何をしたらいいのか考えながら、自分の状態をどんどん上げていきたい」。この日の躍動は復活劇の序章に過ぎない。