バウムクーヘンで「食べる九谷焼」 小松・明月堂が考案

バウムクーヘンを紹介する竹田社長(中央)=小松市役所

 小松市の洋菓子製造「明月堂」の竹田隼人社長は26日、市役所を訪れ、九谷焼の絵柄で彩ったバウムクーヘン「バウムクタニ」を考案したことを宮橋勝栄市長に紹介した。小松産大麦や能登町産ブルーベリー、金沢市産ユズを生地に使った3種類で、「食べる九谷焼」として来年1月の販売開始を目指す。

 バウムクーヘンに、九谷焼の絵柄を転写したチョコレートを合わせた。公立小松大生がアイデアを出して図柄を選び、「クリーム太朗」と称するスイーツプロデューサー坂井勇太朗さんも携わった。

 28日からクラウドファンディングサイト「マクアケ」に載せ、能登の食材を使うことで地震の被災地支援につなげる。竹田社長は「小松、石川の食材にこだわった。九谷焼を知ってもらう機会にもしたい」と話し、試食した宮橋市長は「小松を発信する素晴らしい商材ができた」と語った。

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