北上市消防団の機能別団員制度がスタート 応急処置の技能普及

応急手当指導員の講習を受ける北上さくら隊の隊員たち

 北上市消防団(高橋信博団長)は本年度、特定の活動だけに加わる機能別団員制度を導入した。火災予防の啓発や広報を担う「北上さくら隊」と、消防団・職員経験者対象の「支援団員」が活動を補完する。

 さくら隊(谷村歩隊長、隊員8人)の5人は22日、同市柳原町の北上地区消防組合消防本部で応急手当指導員の講習に参加し、心肺蘇生法を実践した。同日で計3日間の講習を終え、指導員の認定を受けた。

 今後は応急処置の技能を普及するほか、行事の運営を支援したり、交流サイト(SNS)などで活動を発信したりする。性別を問わず加入でき、消火活動や訓練には参加しない。

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