交通事故で大切な家族を失った被害者遺族から命の大切さについて学ぶ授業が26日、三重県立名張高校で開かれました。
三重県警察本部とみえ犯罪被害者総合支援センターが共同で開催したもので、名張高校の1年生と教職員あわせて約200人が授業を受けました。
講師を務めたのは、27年前に当時16歳の長男を脇見運転の車にはねられ亡くした鷲見三重子さんです。
鷲見さんは恐怖で車が運転できなくなった時期があったと振り返り、「命は自分のものだけではなく、大切に思ってくれる人の命でもある」と残された家族の悲しみについて伝えると、生徒たちは時折うなづきながら聞き入っていました。