経口補水液は自宅で作れる いつでも作れるよう備える便利なアイデアも 警視庁が伝授

熱中症対策では水分補給と塩分補給が大切(写真はイメージ)【写真:写真AC】

熱中症に注意が必要な季節になりました。熱中症や脱水症予防に、水をたくさん飲む人もいますが、塩分の補給も大切です。そこで、効率良く塩分と水分を補給するために活用したいのが、経口補水液です。市販品のイメージが強いですが、実は自宅で手作りすることができます。警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント(@MPD_bousai)では、過去に紹介した経口補水液の作り方を引用リポスト。覚えておけば、自宅ですぐに作ることができそうです。

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「経口補水液の作り方」を再び紹介

日本各地で梅雨入りし、これからますます暑くなることが予想されています。熱中症対策として、水分補給を心がけている人もいるでしょう。ただし、やみくもに水をがぶ飲みしても、水だけでは体が吸収せずに排出されてしまい、脱水症になってしまうことが。また、血液中の塩分濃度が低下して、頭痛やめまいを起こす水中毒になってしまうこともあります。

熱中症予防には、水とともに適度な塩分補給が大切です。そこで、X担当者さんは「以前のポストから、多くの“いいね”をいただいたものをご紹介します」として、2019年5月に投稿し3000件以上の“いいね”を集めた「経口補水液」の作り方を引用リポスト。経口補水液は、塩分と糖分がバランス良く配合され、効率的に水分補給ができるものです。

○経口補水液

【材料】
水 500ml
砂糖 20g(大さじ約2杯)
塩 1.5g(小さじ約1/5)

【作り方】
1. ペットボトルなどに水を入れる
2. 水の中に砂糖と塩を加えてよく混ぜ合わせる

味がなくて飲みづらいという人は、レモン汁などを加えてもOK。たくさん作って保存しておきたいところですが、「自作の経口補水液は、雑菌が繁殖するおそれがあるので、その日のうちに飲み切りましょう」と担当者さん。いつでも作れるように、「日頃の『備え』として材料を常備しておくのはいかがでしょうか?」と呼びかけているほか、「メモ紙に作成方法を記載して冷蔵庫に貼っておくと便利です」とおすすめしています。

再投稿された経口補水液の作り方にも反響が集まり、引用リポストには「夏が始まった合図がしていますからね…… メモメモ……」「すぐ作れるように塩と砂糖を入れて持ち運ぶようにしようかな」「大事ですね!!」などの声が寄せられています。

夏は家の中でも思いのほか汗をかいていますが、屋外に比べてのどの渇きを感じにくいことがあります。大量に汗をかいていなくても、水分・塩分補給をしっかりと意識し、手作りの経口補水液を活用しながら暑い季節を乗り越えたいですね。

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