広島市でタクシー強盗の男 「逃げ切れないと思って、どうしていいのかわからなくなった」という趣旨の供述

広島市でタクシーの運転手が男にはさみを突きつけられ現金を奪われた事件で、きのう逮捕された男は、「逃げ切れないと思って、どうしていいのかわからなくなった」という趣旨の供述をしていることがわかりました。

強盗の疑いできのう逮捕されたのは、広島市西区南観音の無職・橋本昭弘容疑者です。警察によりますと橋本容疑者は23日午後2時25分ごろ、東区二葉の里の路上に停車中のタクシー車内で、運転手にはさみを突きつけて「刺すぞ」などと脅し、現金1万2000円を奪ったほか、運賃1630円を支払わなかった疑いが持たれています。運転手にけがはありませんでした。

捜査関係者によりますと、橋本容疑者は調べに対し「逃げ切れないと思って、どうしていいのかわからなくなった」という趣旨の供述をしていて、逃亡をあきらめて出頭したとみられることが新たに分かりました。橋本容疑者が歩いて交番に出頭した際、所持金はほとんど残っていなかったいうことです。

警察は事件のくわしいいきさつを調べています。

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