オートバックス、農水省/店舗新築時における建築物木材利用促進協定を締結

オートバックスセブンは6月25日、農林水産省と「店舗新築時における建築物木材利用促進協定」を締結した。

<協定を締結>

協定の有効期間は2027年3月31日までで、全国が対象地域。自社の店舗(物販+自動車修理工場の複合用途の店舗)の建築にあたり、構造や内外装に木材を用い、一建物あたりに一定量の地域材を積極的に活用することにより、2050年カーボンニュートラルの実現や山村の活性化等に貢献する。

また、合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)に規定する合法伐採木材の利用を推進することにより、SDGsに寄与する。

<木材の使用例>

今後3年間に新築する店舗の10%に木構造を採用し、一建物あたり25m2以上の地域材を利用する設計を基本とし、3年間で計150m2の地域材を利用することを目指す。その際、クリーンウッド法に基づく登録木材関連事業者により合法性が確認された木材を利用する。

また、農林水産省と連携して、木材利用の意義やメリットについて、シンポジウムや動画等で積極的に情報発信する。

農林水産省は、オートバックスセブンに対して技術的助言や活用可能な補助事業等の情報提供を行うとともに、定期的な意見交換や木材利用に関する相談窓口・専門家の紹介などを行う。さらに、協定に基づくオートバックスセブンの取組を積極的に広報する。

<オートバックス佐賀大和インター店>

現在、オートバックスセブンは、「環境配慮型店舗の設置によるCO2の削減」を掲げ、2024年4月にグループ初となる木造建築「オートバックス佐賀大和インター店」(佐賀県佐賀市)を建てるなど、環境配慮型店舗を推進している。

今回、農林水産省の掲げる「木材利用(ウッド・チェンジ)促進による、脱炭素社会・持続可能な社会の実現」の趣旨に賛同し、協定の締結にいたった。

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