中国からの投資が経済発展を推進 ナミビア鉱業・エネルギー相

中国からの投資が経済発展を推進 ナミビア鉱業・エネルギー相

18日、ナミビアの首都ウィントフックで行われた発表会であいさつする同国のトム・アルウェンド鉱業・エネルギー相。(ウィントフック=新華社配信)

 【新華社ウィントフック6月27日】ナミビアのトム・アルウェンド鉱業・エネルギー相は18日、同国では鉱業が経済に対する貢献度が最も大きい産業の一つとなっており、中国からの投資がウラン鉱業の発展に大きく寄与していると評価した。

 中国の原発大手、中国核工業集団(CNNC)傘下で海外でのウラン資源開発を手掛ける中国鈾業がナミビアに保有するウラン鉱山のロッシング鉱山は同日、同国の首都ウィントフックで報告書を発表し、過去1年の経済・環境・社会面の持続可能な発展における同社の行動と貢献を説明した。発表会にはアルウェンド氏や中国の趙衛平(ちょう・えいへい)駐ナミビア大使などの両国政府幹部、現地の中国系企業の代表ら100人近くが参加した。

 アルウェンド氏は、2023年のナミビアの国内総生産(GDP)に対する鉱業の寄与率は14.1%に上るとし、同国が世界有数のウラン生産国となる上で、中国企業による鉱業分野の投資が大きく寄与していると評価した。

 趙氏は、今年はさらに多くの中国企業がナミビアで投資のチャンスを探るとし、中国によるナミビアへの投資は両国と両国民の利益にかない、両国間の協力は先行きが明るいとの見通しを示した。

 ロッシング鉱山はナミビア西部沿岸に位置する世界的に有名なウラン鉱山の一つ。CNNCは19年に同鉱山を傘下に収め、株式の68.6%を保有している。

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