上越市長 不適切発言で給与減額を検討「工場勤務は高卒レベルも」市に苦情250件【新潟】

中川幹太上越市長(27日の定例会見)

上越市の中川幹太市長は、27日の定例会見で議会中に「工場では高校卒業レベルの人が働いている。頭の良い人だけが来るわけではない」と述べた不適切発言について改めて謝罪し、給与の減額を検討していることを明かしました。市には、これまでに250件に上る苦情が寄せられているということです。

中川市長の不適切発言を受けて、市に対し、市長への批判や苦情が殺到。市のまとめでは、26日時点で電話は149件、 メールなどで101件が寄せられているといいます。

27日の定例会見で中川市長は、こうした声を受けて「自らの給与の減額を検討している」と明かしました。ただ、そのためには条例改正が必要になることから議会と調整したうえで対応を決め、速やかに公表したいとしています。また、まもなく支給されるボーナスについても「もらうことは心苦しい」として、一旦受け取ったうえで対応を考えると述べました。
また、発言の真意については人手不足の中の企業誘致について「バランスをみながら企業誘致に取り組みたいとお伝えしたかったが、それが不適切な説明となってしまった」と述べました。
辞任の意向については改めて否定し、来年11月の任期満了までの職責を全うするとしています。

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