給食無償化と原発再稼働で代表質問 花角知事が慎重姿勢-県議会6月定例会【新潟】

県議会6月定例会

県議会6月定例会で各会派による代表質問があり、「学校給食の無償化」や「東京電力柏崎刈羽原発の再稼働」などをめぐって質疑が交わされました。

自民党の笠原義宗議員は、全国の自治体で学校給食費の無償化が広がっていることに言及。県内では4市町村にとどまっているとして、花角知事の考えを問いました。
■花角英世知事
「県としては、自治体の財政力に応じて地域間格差が生じることのないよう、学校給食の無償化など全国一律で行うべき・・・。」

このように述べた上で、「国に働きかけていく」と強調しました。
柏崎刈羽原発をめぐる質疑では、花角知事が再稼働の早期判断に慎重な姿勢を示していることについて、各派が真意を質問しました。
■花角英世知事
「原子力災害発生時の避難の課題への取り組みなどを材料に議論を進め、県民等の意見を聞き、そのうえで判断、結論を出して県民の意思を確認することも考えている。」

判断にあたり、県民の意思を問う意向を改めて示しましたが、「議論を深めていきたい」と述べるにとどめ、判断の時期や意思を問うための手法は27日も明らかにしませんでした。

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