愛知県を中心に障害者向けグループホームを運営する会社が食材費を過大に請求するなどしていた問題で、宮城県内では仙台にあるグループホーム1か所が今後、運営できなくなる見通しです。
障害者のグループホームを運営する「恵(めぐみ)」は食材費の過大請求に加え、サービス報酬の不正受給をしていたことが明らかになり、愛知県と名古屋市は、事業所の指定を取り消す行政処分を行いました。
また、厚労省が全国99か所のグループホームに「連座制」を適用すると発表し、6年ごとの指定の更新が認められなくなります。
県内では、仙台市青葉区に「恵」のグループホームが1か所あり、仙台市によりますと5人が利用しているということです。この施設は、2029年5月に更新期限を迎え、運営が出来なくなる見通しです。運営する「恵」は、利用者の転居について、「誠実に対応していく」とコメントしています。
また、仙台市は「利用者の行き場を一番に考え対応を検討していく」と説明しています。