市税を徴収する部署などの職員が《身分証》紛失 長崎市でも 金庫に束で入れていたため紛失気付かなかった

長崎市は27日、市税の徴収などにあたる部署で3人が身分証を紛失していたと発表しました。

長崎市によりますと、紛失したのは収納課、市民税課、資産税課の職員3人でそれぞれの身分を証明する徴税吏員証2枚、徴収職員証1枚、固定資産評価補助員証1枚の合わせて4枚の所在が確認できておらずいつ無くなったかも分からないということです。

今月、大村市収納課の職員が徴税吏員証などを紛失したとの報道を受けて調査したところ紛失が判明したということで、市では束にしたものを金庫に入れていたため紛失に気づかなかったとしています。

これまでに、無くなった身分証が不正に利用されたという情報は入っていませんが、大村市では身分証を紛失した職員と同じ苗字の名札を着けた2人組が「税の徴収に来た」との情報が寄せられています。

長崎市では「職員が自宅を訪ねて市税を徴収することはない」と注意を呼び掛けると共に、今後はひとつひとつクリアファイルなどに入れて管理を徹底したいとしています。

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