「定額減税」便乗詐欺か 県内初のケース発覚 金融機関に相談し被害免れる【新潟】

「定額減税」便乗詐欺に注意

「定額減税」に便乗した詐欺とみられる電話が、魚沼市の女性にかかってきていたことがわかりました。女性は金融機関に相談し、被害を免れています。

警察によりますと、24日夕方、魚沼市の女性(60代)のもとに「税務署職員」を名乗る男から「定額減税を受け取れる書類を送付した。届いていないか。」という電話がかかってきました。女性が受け取っていないと説明すると、「期限が近づいているので払い戻し手続きをする」としてATMに行くよう指示されたといいます。

女性は電話で指示を受けながらATMを操作したところエラーが表示され、男から他の口座があるか確認されました。その後、一旦自宅に戻るように言われました。そこで女性は不審に思い金融機関に相談し、詐欺ではないかと言われたことから警察に届け出て被害を免れました。

女性は男から約4万円の税金の払い戻しがあると言われていました。一方、女性に対する指示の内容から、男は約100万円をだまし取ろうとしていたとみられています。

県内で初めて発覚した〝定額減税に便乗した特殊詐欺〟のケースだといいます。警察は、定額減税に関わる書類の送付や電話があった場合には、役所に確認してほしいと注意を呼びかけています。

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