入所者が頭をテーブルに押さえつけられケガ…特養で職員らが“虐待行為”等 県が新規受入停止等の行政処分

立山町の特別養護老人ホームで入所者に対する虐待行為があったとして、県が新規利用者受け入れの停止などの行政処分を行います。
施設では、職員が入所者の頭をテーブルに押さえつけケガを負わせるなどの行為があったということです。

処分を受けたのは、社会福祉法人・立山福祉会が開設する「特別養護老人ホーム 竜ヶ浜荘」です。

この施設では、今年2月、職員が入所者の頭をテーブルに押さえつけケガを負わせました。

県によりますと、この職員は逮捕、略式命令を受け、県が調査したところ、施設ではほかにも、複数名の職員が入所者に対し強い口調で対応するなど不適切な言葉遣いや態度で接したり、排泄の介助やナースコールの使用において不適切な対応を行っていたりしたということです。

県は、これらの行為が介護保険法の規定に違反するとして、7月1日から9月末までの3カ月間、新規利用者の受け入れを停止し、介護報酬の請求額を通常の7割とする行政処分を行うことにしました。

BBT富山テレビの取材に対し施設の事務長は、「利用者の方やご家族、地域の方に深くお詫び申し上げます。現在、県などの指導の上で、改善計画に基づく取り組みを着実に進めている。今回の処分を重く受け止め、再発防止と信頼回復に努めていく」としています。

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