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能登半島地震で倒壊した建物を公費で解体する工事が、氷見市の中心部で25日始まりました。
解体工事が始まったのは、液状化による甚大な被害が出た氷見市北大町の県道沿いにある商店など4件です。
商店の倒壊した建物が歩道にもせり出していて、安全面から緊急性が高いと判断されて25日工事に入りました。
25日は建物周辺でがれきの撤去などを行い、今後重機などを使用して建物を解体撤去する方針です。
氷見市によりますと、「公費解体」の対象になる半壊以上の住宅などは1千件を超えていて、公費解体の申請件数は24日までに319件に達しているということです。
氷見市では、倒壊の危険性の高い建物などを優先して3月からすでに公費解体に着手していて、これまでに5件、6棟を解体しています。
市は来年度までの2年間ですべての解体完了を目指していて、解体する件数は今年度中に423棟、来年度までに計855棟を見込んでいます。