【ラジオNIKKEI賞】アレグロブリランテ 再起へ軽やか 上原佑師「スタミナや持久力を生かすタイプ」菊のステップに

 菊花賞へ向けて必勝を期すアレグロブリランテ(撮影・佐々木彰尚)

 「ラジオNIKKEI賞・G3」(30日、福島)

 アレグロブリランテは27日、坂口(レースは横山和)が騎乗し、美浦Wでボーデン(6歳オープン)と併せた。1馬身先行し、僚馬につつかれつつもハミをしっかり掛けてコントロール。背中を柔らかくしならせ、馬なりで力まず軽やかに併入した。

 追い切りを終えて、馬を出迎えた上原佑師は納得の笑顔だ。「週初めから動きに切れがありましたし、後ろから来られてのプレッシャーがあってもマイペースで来られましたし、最後も無理せず。良かったと思います」。万事、もくろみ通りに仕上がった。

 今回は皐月賞以来、秋に向けての再始動戦。その皐月賞は15着と大敗したが、さしたるダメージもなく、秋の飛躍を目指せる。「瞬発力タイプではなく、スタミナや持久力を生かすタイプ。秋は菊花賞を目標にと思ってのここです。ハナにはこだわりませんが、先団にいた方が持ち味が生きますよね」。福島芝1800メートル戦は新馬戦で早めに進出して押し切って勝っている。秋へ向けてのステップにするため、ここで結果を出す。

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