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壱岐市教委は26日、小中学生対象の離島留学制度を検証する「市いきっこ留学制度運営委員会」(長岡信一委員長)の本年度第1回会議と、新たに設立した「市いきっこ留学実施協議会」を合同で開いた。
同委員会は、長崎県の離島留学制度を利用して県立壱岐高に通っていた男子生徒=当時(17)=が昨年3月、行方不明となり遺体で見つかったことを受け、同年9月に発足。離島留学制度の検証に取り組んでいる。
実施協議会は元小学校長の竹原香代里氏を委員長に各地区・各種関係団体などの代表6人で構成。学校や留学生の下宿先、地区関係団体との連絡調整や支援、補助金の取り扱い業務などを担う。
いきっこ留学生は現在、下宿する「しま親留学」10人、祖父母宅を利用する「孫戻し留学」4人、親子で移住する「親子留学」13人。会議では来年度の募集要項案を可決した。下宿先の「しま親」は7人で、それぞれ受け入れ人数を決めて募集する。このほか、本年度開催した留学生やしま親の交流会の改善点について意見を交わした。
長岡委員長は「二つの会が機能していけば近いうちに素晴らしい制度ができていくと確信している」とあいさつした。