名称は「ニューキャスパ」 テナント続々決定、スノーピーク直営店も JR福山駅南口キャスパ跡地ビル、商業施設9月1日グランドオープン

「ニューキャスパ」が入るJR福山駅前の高層ビル

 広島県福山市のJR福山駅南口にある旧商業施設「キャスパ」跡地に完成した高層ビルで、低層階を埋める商業施設の9月1日のグランドオープンに向けた準備が進んでいる。施設の名称は「ニューキャスパ」に決定。キャンプ用品店やジムなどテナントも続々と決まり、駅周辺のにぎわいづくりへ期待が高まる。

 キャンプ用品大手のスノーピーク(新潟県三条市)は12日、福山市に中国地方2店目となる直営店を9月にオープンすると発表した。同社は詳細な場所を明かしていないが、関係者によると、ニューキャスパの核テナントとなる。

 同社はテントや寝袋、衣料品を取り扱う。福山市内の企業と連携し、デニム生地を使ったアパレル製品なども展開する予定。地域の文化やものづくりを体験できるアウトドアツアーも企画するという。「地域の交流や観光を促進していく拠点を目指し、福山のさらなる魅力向上に寄与したい」とする。

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