自身4連敗中の西武・今井達也が楽天戦13連勝かけ先発 ルーキーの古謝樹と投げ合い

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5月12日の楽天戦以来の勝利目指す今井達也

西武の今井達也が28日、山形市のきらやかスタジアムで行われる楽天戦で今季13度目の先発マウンドに上がる。ここまで12試合に先発して3勝4敗、リーグ7位の防御率2.29をマーク。QS(6回以上自責点3以下)も10度記録するなど安定感抜群の投球を見せている。

前回登板した21日のオリックス戦(京セラD大阪)では、8回109球を投げて4安打9奪三振2失点と好投するも、打線の援護なく完投負け。これで5月21日のロッテ戦から4連敗と元気がない。

ただ、楽天戦は2021年10月から12連勝中と相性は抜群。今季も3戦3勝3QS、防御率1.29と圧倒しており、自身の連敗を止めるにはうってつけの相手と言える。きらやかスタジアムはプロ8年目で初登板となるが、「球場や相手を意識しすぎることなく、普段どおりの登板を心掛けて試合に臨みます」と右腕は平常心を強調。「仙台での開幕戦以来の東北の地でもあるので、そういった意味でも登板を楽しみにしています」と前を向く。

チームは日本ハムとの2連戦で14カードぶりに初戦をとり、1勝1分けで7カードぶりの勝ち越しに成功した。6月は3戦3QS、23.2イニングを投げ防御率2.66と力投続ける新エースが、2カード連続勝ち越しへ先陣を切る。

中12日でプロ2勝目狙う古謝樹

一方、楽天の先発は古謝樹。期待のドラ1ルーキーは、5月25日の日本ハム戦(楽天モバイル)で一軍デビューを果たすと、2度目の登板となった6月8日の中日戦(バンテリンドーム)で6回9安打2失点と好投し、プロ初勝利をマーク。ここまで3試合に先発して1勝2敗、防御率4.00、奪三振率5.00、与四球率1.50の成績を残している。

前回登板した15日の広島戦(楽天モバイル)では、自身最多となる108球を投げ、6回9安打4失点で2敗目を喫した。翌16日に出場選手登録を抹消されたが、二軍での調整を経て中12日で今日の登板に臨む。

チームは球団創設20周年の節目となる今季、本拠地に加えて東北全県で主催試合を開催。ここまで秋田、福島で2戦2勝。全県勝利へ向け、ルーキー左腕には初登板の山形でチームに勝利をもたらす好投が期待される。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【パ・リーグ】
日本ハム・山﨑福也-ソフトバンク・C.スチュワートJr.(エスコンF)
ロッテ・小島和哉-オリックス・A.エスピノーザ(ZOZOマリン)

【セ・リーグ】
巨人・戸郷翔征-広島・床田寛樹(東京ドーム)
ヤクルト・吉村貢司郎-阪神・西勇輝(神宮)
中日・髙橋宏斗-DeNA・A.ジャクソン(バンテリンドーム)

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