静岡で線状降水帯発生 大雨災害に厳重警戒

活発な梅雨前線の影響で東日本から西日本にかけて広く雨が降っています。きょうの午前中は鹿児島など九州南部や東海で雨雲が発達し、昼前には静岡県で「線状降水帯」が発生しました。線状降水帯とは活発な雨雲の列で、短時間で大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。速やかに安全な場所へ避難し、また避難情報が出てなくても、崖や川の近くや危ない場所には近づかないでください。午後も静岡県を含めた東日本から西日本にかけて雨が続き、太平洋側を中心に非常に激しい雨や雷雨になる所がありそうです。すでにこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所や増水している川もあると思います。雨が弱まってきたとしても油断せず、しばらくは警戒を続けてください。
6月も終盤となり、梅雨が本格化しています。いつ大雨になっても困らないように、日ごろからしっかり備えをしておくことが大切です。

気象予報士・多胡 安那

画像について:28日午後9時の予想天気図。

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