足立区/区内飲食店1000店を巡回訪問、喫煙状況の表示確認

東京都足立区は6月28日、区内の飲食店約1000店を巡回訪問し、喫煙状況の表示を確認していると発表した。

2020年4月1日に施行された改正健康増進法と東京都受動喫煙防止条例に基づく受動喫煙防止対策について、足立区内の飲食店と事業所の管理者に対して、施設等の出入口の標識掲示確認、屋内禁煙、配慮義務などを周知する取り組み。

巡回期間は4月1日から2025年3月31日まで。2月以降に新規に営業許可を取得した飲食店、前年度の調査で店頭に表示がされていなかった飲食店、店頭に喫煙可能店の掲示がされていたが、届出をしていない飲食店などが対象となる。

「新ルールの説明」「店頭の掲示確認」「店内の灰皿等の確認」「喫煙室の確認」「喫煙室の掲示確認」「店舗外の灰皿確認及び配慮義務説明」のほか、「空気のおいしいお店」登録の働きかけを行う。

<空気のおいしいお店>

禁煙店については、足立区オリジナル禁煙店向け「空気のおいしいお店」ステッカーへの貼替を促す。足立区では、空気のおいしいお店登録事業実施要綱を制定した。空気のおいしいお店の要件を満たし登録を希望する飲食店を、ホームページ等で紹介している。

「店内で禁煙を実施し、かつ、敷地内で受動喫煙防止に努めている」「区が作成したステッカーを店外から見えるように掲示している」「区が実施する受動喫煙防止に係る周知啓発活動に積極的に協力する」といった要件を満たすと、空気のおいしいお店に登録できる。登録は、飲食店の申告に基づくもので、区の現地確認によるものではない。

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