【詳報・新たに発覚した性暴力】米兵が「背後から首を絞め性交しようと」女性は全治2週間のけが 沖縄

先月、沖縄に駐留する米海兵隊員の男が、女性に性的暴行を加えたとして逮捕・起訴されていたことが分かりました。

不同意性交等傷害の疑いで逮捕・起訴されたのは、米海兵隊の上等兵ジャメル・クレイトン被告(21)です。

警察によりますとクレイトン被告は先月26日、沖縄本島内の建物で女性に性的暴行を加えてけがをさせた疑いが持たれています。その後その場から逃走したということですが、通報を受けた警察がその日のうちに基地の外で緊急逮捕しました。

起訴状に記された犯行態様は

那覇地検は今月17日付で不同意性交等傷害の罪でクレイトン被告を起訴しました。

起訴状によりますとクレイトン被告は、先月26日、読谷村内において、女性に対し背後から腕を回して頸部(首)を締め付けるなどの暴行を加えたとされています。

また女性が着用していたズボンを脱がせるために、ボタンを外すなどして性交等をしようとしましたが、女性に抵抗されたため目的を遂げず、その際の暴行により全治約2週間のけがをさせたとされています。

知事は「怒り心頭」

沖縄では別の米兵が去年12月に少女に性的暴行を加え起訴されていたことが今週明らかになりました。 外務省は今年3月に起訴された時点で米側に抗議していましたが、それから約3か月にわたり沖縄県に情報提供はなく、県側が政府の対応を批判していました。

米兵による性暴力事件が新たに発覚したことを受けて玉城知事は28日、取材に応じ、憤りをあらわにしました。

玉城知事
「言葉にならないですね。本当に怒り心頭です」「連絡体制を再整理しないといけないと思っています」

県は今後、情報を精査したうえで政府や米側に対して抗議要請を行うことを検討しているということです。

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