FANTASTICS木村慧人、“ジェンダーフリー男子”役でドラマ出演「自分に通ずる部分が」

FANTASTICSの木村慧人が『顔に泥を塗る』に出演する【写真:(C)テレビ朝日】

SNS人気コミックのドラマ化、主演は高橋ひかる

FANTASTICSの木村慧人が、7月13日からスタートするテレビ朝日系ドラマ『顔に泥を塗る』(土曜午後11時30分)に出演することが、28日に発表された。木村はメイクの力で人生を変えていく“ジェンダーフリー男子”を演じる。

同ドラマは、SNSで大きな反響を呼んだヨシカズ氏原作の人気コミック『顔に泥を塗る』(ゼノンコミックス/コアミックス)のドラマ化。運命的に出会った“メイク男子”に施してもらった化粧をきっかけに、前に踏み出し始めた主人公・柚原美紅が、モラハラ男へと変貌した彼氏に立ち向かい、メイクの力で人生を変えていく人生逆転ラブストーリー。俳優で主演の高橋ひかるが主人公・美紅を演じる。

木村が演じるのは、ギャラリーカフェでアルバイトをする大学生・高倉イヴ。メイクが大好きで、“その日のなりたい自分”に合わせてメイクや洋服を選び、女装も男装もボーダーレスに楽しむジェンダーフリー男子。周りの目は気にしないが、偶然出会った美紅から偏見もなく純粋に褒められたことに好感を抱く。同時に、人の思いを優先して自分をないがしろにする美紅のことが気になり、メイクの力で美紅の人生を変えていくことに。

原作を読んだ木村は、「イヴくんには自分に通ずる部分があるなと感じた」と明かし、「まだどの役を演じるかわからない段階から『絶対にイヴを演じたい』と思いました」と、当初からイヴ役に強い思いを抱いていたという。「僕自身も普段からスキンケアやメイクが好きなので、イヴを演じることによって、より詳しくなって自分にプラスになると思いますし、もちろん役者としても成長できそうな役だなと思います。また新しい自分に出会えるんじゃないかなと楽しみです」と新境地の役どころに期待を寄せた。

木村は自身のSNSで金髪にイメージチェンジした姿を公開しており、ファンからは「びっくりしたよ!」「最高!」「サプライズ」などの声が上がっていた。実は金髪姿はイヴ役の役作り。今後は女装姿も披露していくという。

以下、出演者コメント。

○高橋ひかる/主演・柚原美紅役

「木村さんとは以前、バラエティー番組でご一緒したことがあって、ポップな空気感の中での収録だったのですが、とても笑顔がチャーミングで素敵な方だなというのが第一印象で強くありました。なので、きっと現場の空気を柔らかくしてくださる方なんだろうなと安心感があります。これから一緒にこの作品を作り上げていきますが、すでにクールビューティーのファッションもすごい似合っていましたし、これからイヴくんとして一緒にお芝居できるのが楽しみです」

○木村慧人/高倉イヴ役

――本作に出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

「率直に嬉しかったです。原作を読ませていただいて、イヴくんには自分に通ずる部分があるなと感じたんです。イヴくんは一見明るく見えて、実は辛い過去や思い出したくないことがあって、僕はそこまでのことではないですが、ダンスで挫折した経験があったので、今でこそ明るくしているけど、そういった経験を踏まえて今にいたるところが通ずると思いました。最初は誰を演じるか決まっていなかったんですけど、『絶対にイヴを演じたい』と思っていたなかで、お声掛けをいただけたので『頑張ろう!』って思いました」

――高倉イヴを演じるにあたり期待することはありますか? また、ご自身との共感点や異なる部分はありますか?

「僕も普段から結構思ったことは言える方ではあるんですけど、イヴほどは言えないので、そこは自分にはないところだと思います。ただ、僕自身も普段からスキンケアやメイクが好きなので、イヴを演じることで、より詳しくなって自分にプラスにもなると思いますし、もちろん役者としても成長できる役だなと思います。また新しい自分に出会えるんじゃないかなと楽しみです」

――主演の髙橋ひかるさんの印象を教えてください。

「高橋さんはとても気さくな方で、しゃべりやすいですし、常に周りにも気を配っていて明るい方だなと思いました。自分ももともと明るいキャラなのですが、それをそのまま受け入れてくれるというか、気負わずに話せる方だなと思います。高橋さんと一緒に明るい現場にできればいいなと思っていますし、これを機に高橋さんからメイクや女性の仕草も学んでいきたいです。また、学ぶことが沢山あると思うので、お芝居に関してもいろいろ聞いていきたいですね」

――本作の見どころを含め、視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

「イヴくんは、『その日のなりたい自分になる』というのがテーマで、メイクをはじめいろんな表現方法で自分を提示してると思うんですけど、それを僕が演じることによって、見ていただく方も『なりたい自分になっていいんだ!』と前向きに思っていただけるとうれしいです。それくらい皆さんの背中を押せるように、自分なりにいろいろ模索しながら頑張っていきたいと思います」

※高橋ひかるの「高」の正式表記ははしごだかENCOUNT編集部

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