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原爆供養塔に納められた遺骨のうち名前が明らかになっていながら遺族が分かっていない人たちの名簿が全国の自治体に発送されました。
広島市の職員が遺族を見つけるため「原爆供養塔納骨名簿」を封筒に詰めて送る作業をしました。
原爆供養塔にはおよそ7万人の遺骨が納められていて、このうち813人は名前が明らかになっていながら遺族が分かっていません。
発送先は全国の自治体や被爆者団体などあわせて2153か所で、ことし新たに平和関連の施設などが9つ追加されたということです。
広島市によりますとこの1年間で10件程度問い合わせがあったものの去年の5月以降、遺骨が引き渡されたケースはないということです。
広島市 原爆被害対策部調査課 黒田信幸課長補佐
「被爆から79年が経とうとしているなか、問い合わせも年々少なくなっている。
1人でも2人でも多くの人の目に止まることを願って発送している」
原爆供養塔の納骨名簿は来月12日から掲示されます。