マリーナホップ跡地活用 条件付きの合意文を締結 車テーマの施設 計画案を承認へ

広島市にあるマリーナホップ終了後の跡地活用について、県は新たな事業予定者の代表のトムスと、条件付きの合意文を締結し、提出された計画案を承認すると発表しました。

広島市西区にあるマリーナホップの終了後の跡地については、自動車用品事業などを手がけるトムスが、車をテーマにしたエンターテインメント施設を計画していて、去年、事業計画案を提出しています。計画案では、屋内EVカート場や屋外多目的サーキット場などを設けて、2027年の開業を目指すとしています。

こうした中、県は25日にトムスと条件付きの合意文を締結したと発表しました。合意文では9月末までに、開業資金として必要な約89億円のうち3割以上の出資を確定させること。また、開業までの事業の詳細なスケジュールを出すことなどを条件にしています。

条件が満たされない場合、県は本契約の締結を回避できて、事業予定者に損害が生じても賠償責任を負わないとしています。

県によりますと、現段階では開業資金を全て調達できている状況ではないということです。合意文の締結に基づいて、県は来月5日にトムスが提出した事業計画案を承認する予定です。

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