紀藤正樹氏 30年前の性被害を事実認定した裁判長を絶賛「ジャニーズ事件等でも応用可能」

紀藤正樹氏 

弁護士の紀藤正樹氏が28日までに自身の「X」(旧ツイッター)を更新し、小学校の男性教諭から30年前に受けた性被害を裁判所が事実として認めたというニュースに言及した。

これは40歳の男性が、小学4年の時に受けた性被害について男性教諭に損害賠償を求めた民事訴訟のこと。東京高裁の水野有子裁判長は被害の事実を認め、約2000万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

紀藤氏は、この判決を報じた記事を貼付し「さすが水野有子裁判長」と、30年前の事実を認定した裁判長を絶賛。そのうえで「ジャニーズ事件等でも応用可能」と、旧ジャニーズ事務所の創業者である故ジャニー喜多川氏による一連の性加害問題にも生かせる判例になると指摘した。

喜多川氏の性被害者に関してSMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)の被害補償特設サイトによると、今月14日の時点で補償受付窓口への申告者数が996人、補償内容の通知者数が499人、補償内容の合意者数が458人、補償金の支払者数が441人としている。

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