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JR九州は、熱中症予防や働きやすさの向上を図るため、運転士と車掌計約2000人が制帽を着用しないことを7月から認める。同社では初の取り組みで、九州の鉄道事業者の中でも珍しいという。
これまで営業運行中や駅など人目につく場所では、乗務員は制帽を着用するよう社内規則で定めていた。ただ、社員アンケートや意見交換の場で、帽子をかぶっていると蒸れやすいとの声があり、緩和を決めた。
期間は10月末まで。来年以降は5~10月を対象期間とする。JR九州の古宮洋二社長は27日の定例会見で「乗務員は外での業務もある。健康上、気候上の理由から就労環境を整えた」と話した。