「大雨で交通に影響」28日夜まで激しい雨降る所も 引き続き土砂災害に注意 熊本

熊本県内は、線状降水帯の発生はなかったものの、28日の朝は一時激しい雨が降りました。

線状降水帯が発生する恐れがあると発表されていた県内、28日明け方ごろから雨脚が強まり、局地的に激しい雨が降りました。

記者「午前5時半です。熊本市中心部は先ほどからまた、雨が強くなってきました」

熊本市の住宅街では道路が冠水するところも。また、熊本市内を流れる川は…。

記者「熊本市西区井芹川です。茶色く濁った水が流れ、川は増水しています」

28日午前8時半ごろに熊本市で1時間に38ミリ、阿蘇市乙姫でも1時間に42.5ミリの激しい雨を観測し、雨とともに風も強まりました。

午前8時ごろの熊本駅、一時的に雨風ともに強まり、バスなどの到着を待つ人たちは傘を握りしめていました。

今回の大雨で交通への影響も出ました。

JR九州によりますと、鹿児島線の上りや豊肥線の一部区間などで一時運転を見合わせました。

記者「運転見合わせにより熊本駅は乗車を待つ人で混雑しています」

大学生「遅れているので乗れるかどうか怪しい」
仕事へ向かう人「駅にきたらこんなことになってるので、どうしようかと」
仕事へ向かう人「ここからタクシーを捕まえられるだけ捕まえて、移動をどうにかできれば」

通勤通学の時間帯と重なったため、駅の外には列車から切り替え、バスやタクシーを待つ人たちの列が伸びていました。

梅雨前線の影響で、熊本県内は、28日夜のはじめ頃まで激しい雨が降る所があり、気象台は、引き続き土砂災害に注意を呼びかけています。

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