光星と青森山田が同ブロック 高校野球青森大会の組み合わせ決定

第106回全国高校野球選手権青森大会の組み合わせ

 第106回全国高校野球選手権青森大会(7月9日~22日)の組み合わせ抽選会が28日、青森市の青森県総合社会教育センターで行われ、出場48チームの対戦相手が決まった。春季県大会3位の工大一は青森北―青森、3連覇が懸かる八学光星は八戸東―大間の勝者をそれぞれ初戦で迎え撃つ。第5シードに回った八学光星は、昨秋の東北王者で共に選抜大会に出場した青森山田(第2シード)と同じDブロックに入った。

 抽選会では、第1~4シード4チームを四隅に振り分けた後、第5シード4チームが抽選。残る40チームがフリー抽選を行った。

 組み合わせを見ると、Aブロックは弘学聖愛が投打で頭一つ抜けている印象。三沢は五農との開幕戦に勝ち、2回戦で春王者相手に底力を見せたい。春に初めて8強入りした明の星が対抗軸か。

 Bブロックは混戦模様だ。第4シードの弘前は効率的な攻撃と粘り強い守備が魅力。春8強の八戸西をはじめ、弘前東や東義、八学野西などの実力校が4強入りを狙う。

 Cブロックは、小技を生かした攻撃と投手力のある工大一が筆頭だ。第5シードの三沢商と兄弟校の工大二のほか、ウルスラ、八戸、三農恵拓など侮れないチームが多い。

 Dブロックは八学光星と青森山田の2強。八学光星は昨秋の県大会、東北大会で青森山田に喫した連敗のリベンジに燃える。いまだ甲子園出場がない大湊、田名部、大間の下北半島3チームの躍進も期待される。

 大会初日は、青森市ダイシンベースボールスタジアムで開会式(10.30~)を行い、青森東の荒木関隼主将が選手宣誓。五農―三沢の開幕戦(12.30~)を実施する。

 10日のみダイシンと八戸市長根球場、六戸町メイプルスタジアム、弘前市はるか夢球場の4会場で、11~15日の3回戦までダイシン以外の3会場で実施する。

 準々決勝は長根とはるか夢、準決勝以降ははるか夢が舞台となる。日程が順調に消化されれば22日が決勝で、12、15、17、19、21日が休養日と移動日となる。

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