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不登校の小中学生を対象にしたフリースクールが増える中、富山県内で新たに中学を卒業し、進学、就職していない若者への支援が始まります。
*はぁとぴあ21 高和正純理事長
「進学もできない、就業もできない中で生活している。そこを注目してほしい」
来月から、新たな支援活動に取り組むのは、不登校の小中学生をが通うフリースクールを運営する射水市のNPO法人「はぁとぴあ21」。
市と連携し、中学を卒業した15歳以上の若者を対象にした「OVER15居場所支援事業」をスタートします。
月に1回、運営する通信制高校のキャンパス内に、中学卒業後、進学していなかったり高校を中退したりした若者たちの「居場所」を作ります。
居場所の名前は、「Sondeいい家」。
若者たちが、自分らしく、ありのままでいられる場との思いが込められています。
利用には予約や費用は必要なく、常駐するスタッフ3人が悩みを聞き、芸術作品の創作や料理など自分がやりたい活動を通して社会的自立を目指します。
*はぁとぴあ21 高和正純理事長
「そこに支援の手が行き届いていないのであれば、何らかの支援を考えていかなければならない」
県の調査では、2022年度の1年間で高校を中退した人は247人いるとされています。
「はぁとぴあ21」は、就労支援のほか将来的には利用する若者たちを中心に飲食店の経営も行いたいとしています。