巨人 吉川が神業プレーで勝ち越しのピンチ救う 中前に抜けそうな打球を逆シングル捕球→ランニングスロー 本拠地大歓声

 10回、上本の二ゴロを好捕し、送球する吉川(右)

 「巨人3-2広島」(28日、東京ドーム)

 巨人・吉川が神業プレーでチームの窮地を救って見せた。

 同点の延長十回、2四球で2死一、三塁のピンチを迎えた。ここで高梨が上本に膝元を抜かれる痛烈な打球を浴びた。完全に中前へ抜けたかと思われたが、二塁・吉川が逆シングルでキャッチ。そのまま流れるように二塁ベースへ送球し、間一髪でアウトにした。

 体勢が崩れていた中、スローイングの精度も完璧だったワンプレー。東京ドームは大歓声に包まれていた。これがチームのサヨナラ勝ちにつながり阿部監督も「素晴らしい守備があってこその尚輝だと思いますし」とたたえていた。

© 株式会社神戸新聞社