〈鹿児島県知事選〉3候補者との考えの近さを数値で示す「投票マッチング」サイト 告示後8日間で4000人が利用 上位占めた「重視する政策」は?

投票マッチングの画面

 7月7日投開票の鹿児島県知事選に合わせ、南日本新聞と選挙情報メディア「選挙ドットコム」は投票マッチングサイトを開設している。6月20日の告示から28日午前0時までに3971人、県内在住の18歳以上では約3600人が利用した。重視する政策は若者定住策、最低賃金、災害対策が上位を占めた。

 立候補した3人が「川内原発の運転延長に賛成か」「ドルフィンポート跡地への新体育館建設に賛成か」など本紙が作成したアンケート(11問)に回答を寄せた。サイト利用者がインターネット上で同じ質問に「賛成」「やや賛成」「どちらともいえない」「やや反対」「反対」の5択で答えると、各候補者の考えとどれだけ近いかが数値(%)で示される。

 利用者は無党派が7割超。40代が最多で23.0%。50代22.6%、30代18.2%と現役世代が大半を占めた。11問のうち、重要度が高い3項目を選んでもらっており、「若者政策か高齢者政策か」が64.4%で最多。「最低賃金引き上げ」58.9%、「災害対策予算」35.2%、「新体育館」34.3%、「川内原発運転延長」33.3%が続いた。

 投票マッチングサイトは、選挙の関心を高め、投票を促す試みの一つ。南日本新聞が開設するのは初めて。利用無料。

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